こんにちは。化粧品OEM会社のエイジングケアコスメです。
化粧品OEMを検討する際、はじめに人気のある単品アイテムからスタートするケースは少なくありません。しかし、より長期的なブランド展開を視野に入れるなら、ユーザーのお肌のお手入れを起点にした横展開の設計が重要です。お手入れの流れを理解し、それぞれのアイテムがどのように役立つかを把握することで、顧客の満足度とリピート率を高める商品ラインを構築できます。
本記事では、お肌のお手入れの基本をふまえたうえで、OEMでシリーズ展開を考える際のヒントをお伝えします。
お肌のお手入れから考える

お肌のお手入れを理解することが、OEM開発の第一歩。お肌のお手入れには多様なアイテムがあり、それぞれに目的があります。たとえば以下のようなアイテムがあり、肌悩みや使うシーンによって選ばれています。
- クレンジング
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
- マスク
- 目元用クリーム
- 美容オイル など
- UVケア(サンスクリーン)
- 化粧下地 など
これらのアイテムを単体で企画するのではなく、お客様の「お手入れ」という行動を起点に考えることで、より自然なシリーズ展開が可能になります。
アイテムごとの役割と横展開の考え方

アイテムにはそれぞれ異なる役割があり、お客様の肌状態や目的に応じて組み合わせることで、より効果的なケアを実現できます。ここでは代表的なアイテムごとの特徴を見ていきましょう。
クレンジング・洗顔 | 落とすケアはスキンケアの第一歩です。近年はW洗顔不要や、保湿しながら落とせるアイテムも人気。これらの機能性を活かして、乾燥肌向け、敏感肌向けなどに展開することも可能です。 |
化粧水・乳液 | 肌の土台を整える中心的なアイテム。保湿、美白、エイジングケア、毛穴対策など機能別に展開しやすく、ラインの軸になります。 |
美容液・クリーム・マスク・目元用クリーム | スペシャルケアとしての位置づけ。美容液は集中ケアとして、より集中的な効果を求める方に向けたアイテムです。季節限定や集中ケアラインとして販売することで、既存顧客のLTVを上げるアイテムにもなります。マスクは保湿、美白、エイジングケア、毛穴引き締めなど、肌悩みに合わせた多様な展開が可能です。目元用クリームは高価格帯を設定しやすいのも特徴です。 |
UVケア・化粧下地 | 日中のケアに特化したアイテム。スキンケアとメイクの橋渡しとなるため、肌補正やトーンアップなど、機能性をプラスすることで訴求の幅が広がります。 |
美容オイルを例に考える

美容オイルはその使い方によって、まったく異なる位置づけのアイテムになります。
- 洗顔後すぐに使用する
導入オイルとしての訴求(肌を柔らかく整え、次のスキンケアを受け入れやすくする) - 化粧水の後に使用する
美容成分の浸透サポート、ハリや弾力アップなどの効果を狙う - スキンケアの最後に使用する
うるおいのフタをして保湿効果をキープ
このように、同じアイテムでも使うタイミングや提案の仕方によって訴求軸が変わるため、OEM開発においても活用度が高い商材といえます。
シリーズ展開する際のポイント

スキンケアのお手入れに基づいた商品展開には、いくつかの戦略的なポイントがあります。
- ユーザーの生活導線に沿った設計を
たとえば「夜のお手入れ」「朝の時短ケア」など、シーンで分けて展開することでお客様に提案しやすくなります。 - ブランドの世界観を一貫させる
パッケージ、テクスチャー、成分のこだわりを通して、シリーズとしての統一感を出すことがリピート購入につながります。 - スモールスタートも視野に入れる
いきなりフルライン展開せず、まずは核となるアイテムからスタートし、順次広げていく戦略も有効です。
スキンケアのお手入れを基点に考えることで、アイテム単体では見えなかった横展開の可能性が見えてきます。お客様のお手入れ体験に寄り添う視点を持つことで、より魅力的な商品ラインを生み出すことができるでしょう。企画で悩んでいる方は、ぜひ「お手入れ」を切り口にアイテムの広がりを考えてみてください。
「どこから企画を始めればよいかわからない」「スキンケアシリーズを横展開したい」など、お悩みやご相談がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたします。
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