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メンズ化粧品のOEM開発はここがポイント!男性の肌に合う処方設計の3つの視点

商品開発情報

こんにちは。化粧品OEM会社のエイジングケアコスメです。

スキンケア市場の拡大とともに、メンズ化粧品分野にも注目が集まっています。
市場には、香りやパッケージの違いを中心に設計されたメンズ化粧品も多く見られますが、男性の肌特有の構造や悩みにきちんと対応した処方はまだ限られているように思います。

ここで重要なのは、「男性の肌は、女性の肌とは構造も性質も異なる」という点です。

男性の皮膚は女性より約0.5mm厚く、皮脂分泌量は2〜3倍ともいわれています。
一方で、水分量は少なめで、きめが粗く、テカリやすく、毛穴詰まりも起こしやすいという傾向があります。さらに、毎日の髭剃りによって角層が削られやすく、バリア機能が乱れがちになる点も見逃せません。

こうした男性ならではの肌特徴に応えるには、OEM開発においても処方設計をしっかり男性向けに最適化する必要があります。

本記事では、メンズ化粧品のOEM開発で押さえるべき3つの視点をご紹介します。

男性の肌は女性の肌とどう違う?

まず、男性の肌構造の特徴を整理してみましょう。

特徴内容
皮膚の厚さ女性より約0.5mm厚い
皮脂分泌量女性の約2~3倍
水分量女性に比べて少なめ
肌のきめ粗く、毛穴が目立ちやすい
ダメージ要因毎日の髭剃りによる角層ダメージ

男性は皮脂量が多いためテカリやすく、一方で水分保持力が低いため、「インナードライ肌(内側は乾燥、外側は脂っぽい)」というアンバランスな状態に陥りがちです。

また、毎日の髭剃りは角層にダメージを与え、バリア機能を低下させやすい原因に。肌荒れやカミソリ負けを感じている男性も多く、ケアのニーズは確実に存在しています。

視点1.洗浄力とバランス設計

男性の肌では皮脂分泌量が非常に多く、毛穴詰まりやニキビ、テカリの原因になります。そのため、洗顔やクレンジングにはある程度の洗浄力が必要です。

しかし一方で、強すぎる洗浄力は必要なうるおいまで奪い、逆に乾燥や皮脂の過剰分泌を引き起こすことも。バランスがとても重要です。

処方設計のポイント

  • やさしくも皮脂をしっかり落とす洗浄成分を選定
  • 皮脂吸着成分の活用でベタつき対策
  • 洗浄後につっぱりを防ぐ保湿成分を配合

しっかり落ちて、やさしいという相反するニーズに応える処方設計が求められます。

視点2.シンプルで浸透しやすい保湿設計

皮脂が多い一方で、男性の肌は水分量が少なくインナードライ状態に陥りがちです。このような肌には、ベタつかずにしっかり保湿できるシンプルで高浸透な処方が求められます。

処方設計のポイント

  • 速乾性や軽やかさを意識したテクスチャー調整
  • アルコールを使いすぎず、肌へのやさしさとさっぱり感の両立
  • オールインワン化粧品に対応した成分の組み合わせ

ベタつきを嫌う男性にこそ、心地よい使用感でありながら本質的な保湿ケアができる処方が重要になります。

視点3.バリアサポート設計

男性はほぼ毎日、シェービングを行います。カミソリや電気シェーバーの使用は、角層を薄く削る行為でもあり、バリア機能を低下させる要因となります。その結果、肌荒れや乾燥、ヒリつきが起きやすくなります。

処方設計のポイント

  • 抗炎症成分を配合
  • 角層を補修する保護成分の活用
  • 敏感肌にも対応可能な低刺激処方
  • アフターシェービングローションやオールインワンジェルへの応用がしやすい処方設計

髭剃り直後の肌に心地よくなじみ、炎症や乾燥を防ぎながらうるおいを補う製品は、メンズ化粧品の中でも高い支持を得ています。

パッケージデザインや香りの工夫も重要ですが、真に選ばれるメンズ化粧品には中身(処方)の説得力が必要です。

OEM開発では、「どんな男性に届けたいか」を明確にしたうえで、そのターゲットに合わせた成分選定・テクスチャー設計・使い勝手までを丁寧に組み立てることが、他社との差別化につながります。男性の肌は、「厚くて皮脂が多い」だけでは語れません。水分保持力の低さやシェービングによるダメージといった、独自の課題に寄り添う商品こそ、ユーザーからの信頼を獲得できるのです。

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