こんにちは。化粧品OEM会社のエイジングケアコスメです。
化粧品業界で働く人にとって、「日本化粧品検定」は知識の証となる重要な資格の一つです。特に、OEMでオリジナル化粧品を企画・開発する際には、成分や機能の正しい知識があるかどうかで商品の完成度が大きく変わります。
今回は、化粧品検定1級を取得した私の勉強法や合格のコツ、そしてその知識が商品開発の現場でどう活きているのかをご紹介します。
化粧品検定とは

日本化粧品検定は、美容関係者をはじめ、生涯学習を目的とする一般の方々や学生など、幅広い年齢層を対象にした検定です。化粧品や美容に関する正しい知識の普及と向上を目的としており、スキンケア・メイク・成分・薬機法など幅広い分野が出題されます。
特に1級では、化粧品の中身や成分を正しく理解し、商品を見分けるための知識を習得します。スキンケアはもちろん、ボディケア・ヘアケア・ネイルケア・フレグランス・オーラルケアといった分野まで幅広く学ぶことができ、さらに化粧品の歴史や薬機法など化粧品にまつわる知識も問われます。
そのため、化粧品開発や商品企画に関わる方にとっては、現場で即戦力となる知識を得られる資格といえるでしょう。
1級合格のために実践した勉強法とコツ

私自身は、2級を受けずに飛び級で1級にチャレンジしました。
とはいえ、1級の試験には2級・3級の内容も含まれているため、基礎の理解は欠かせません。そのため、1級の公式テキストに加えて、2級・3級のテキストにも目を通し、土台となる知識をしっかり身につけました。
出題範囲が広く、不安に感じる方もいるかもしれませんが、ポイントを絞った学習と自分に合った勉強法で、効率よく対策することが可能です。私が実際に取り組んだ勉強方法や、合格につながったコツをご紹介します。
1級の試験概要
- 出題形式:マークシート(60問)
- 合格ライン:約70%の正答率が目安
- 合格率:約68%
- 試験実施:年に2回(次回は2025年5月25日)
私は試験の3か月前から勉強をスタートしました。平日は忙しく時間が取れなかったため、主に週末に集中して勉強するスタイルを取りました。
勉強法1:2級・3級の内容を徹底的に理解する
1級には、2級・3級で学ぶ基本的な知識がしっかり出題されます。特に成分や化粧品の基礎知識は、1級を受ける上での土台となる部分です。飛び級で受験する場合でも、2級・3級のテキストに目を通し、基礎からしっかり理解しておくことが重要です。
例えば、2級・3級での「皮膚の構造」や「肌悩みの原因」「肌のお手入れ」といった基本的な知識を身につけておくことで、1級で求められる内容にもスムーズに対応できました。
勉強法2:公式テキストを重点的に学習
私はまず公式テキストを何度も繰り返し読み、各章のポイントを把握しました。試験範囲が広いので、一度で全てを覚えるのは難しいかもしれませんが、繰り返すことで知識が定着します。
勉強法3:問題集を活用
問題集を繰り返し解くことは、試験本番での自信を高めるために欠かせません。特に、問題集で出題された内容は、出題傾向を知るためにも非常に有用です。問題集を実際に解くことで、自分の理解度をチェックでき、間違えた問題はその都度復習しました。
勉強法4:分かりやすい動画を活用
私が勉強中に特に活用したのが、YouTubeやInstagramにある化粧品検定の替え歌です。成分に関する歌があり、楽しく覚えながら理解を深めることができました。「美白有効成分」や「ニキビ有効成分」、「保湿成分」など、難しい成分の覚え方として非常に役立ちました。試験範囲に出てきた内容が歌に含まれていたおかげで、試験中にとても助かりました。
成分が苦手な方にとっても楽しく学べる方法です。勉強の合間の息抜きにもなるので、ぜひ活用してみてください。
計画的に時間を確保
私は週末を中心に集中して学習時間を確保しましたが、試験までの3ヶ月間で計画的に進めることが大切です。毎日の学習時間が短くても、少しずつ積み重ねていけば、着実に知識が増えていきます。
試験直前には、間違えた問題を中心に復習しました。特に自分が苦手だった分野を重点的に振り返り、最後の確認をしました。また、覚えきれなかった成分や細かい知識についてはメモをして、試験前日に再チェックすることで試験に備えました。
化粧品検定の知識を開発現場でどう活かすか?

成分選定の判断が早くなる
「この成分は医薬部外品にできる?」など検定で学んだ知識があると、製品企画段階で無理のない設計が可能になります。OEMメーカーとの打ち合わせも成分ベースでスムーズに進められます。
広告表現のチェックができる
検定では薬機法の基本も学べます。「この表現はOKかNGか?」という判断ができるようになるため、商品ページやLPを作る際に非常に役立ちます。
社内・取引先からの信頼につながる
化粧品検定1級を持っていることで、顧客や社内メンバーからの信頼も得やすくなります。知識の裏付けがあることで、説得力のある商品開発や提案が可能になります。
コスメコンシェルジュ資格につなげられる
1級合格後には、日本化粧品検定協会が認定する「コスメコンシェルジュ」という特級資格を受講することが可能になります。コスメの専門家としての信頼性がさらに高まり、プロとしてのスキルアップにもつながります。
化粧品検定1級の知識は、単なる資格にとどまらず、実際の化粧品開発や企画業務に活かせる“現場で使えるスキル”です。OEMでオリジナル商品を開発する方にとって、製品の差別化・企画提案の説得力など、あらゆる面で役立ちます。
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