こんにちは。化粧品OEM会社のエイジングケアコスメです。
「いつかは自分の化粧品ブランドを持ちたい」
「人気の“バズりコスメ”を開発してみたい」
近年、こうした思いを持つ方々からのOEM相談が増えています。
化粧品OEM(受託製造)は、資金や設備を持たなくても自社ブランドを立ち上げられる魅力的な手段です。しかしその一方で、「開発に時間とお金をかけたのに売れなかった」「OEM会社に任せきりでイメージと違う商品が完成した」など、思わぬ落とし穴に悩まされるケースも少なくありません。
この記事では、化粧品OEMにおいてありがちな失敗とその回避策を、OEM会社の立場からわかりやすくご紹介します。
コンセプトがあいまいなままスタートしてしまう

よくあるのが、「なんとなく肌にやさしいものを作りたい」「人気成分を使っておけば売れるだろう」といったぼんやりした方向性のまま開発を始めてしまうケースです。
OEM会社はゼロから企画提案することも可能ですが、発注側に“どんな人にどう使ってもらいたいか”というビジョンがないと、商品がブレやすくなります。
後になって「やっぱりこのターゲットじゃなかったかも」「他社と似すぎてる」と気づいても、すでに製造段階に入っていては修正は難しいものです。
ターゲットの悩みや世界観を明確に!
たとえば「30代女性の“くすみと乾燥”に悩む人向けに、ナイアシンアミド配合で朝のメイク前に使える美容液」といった具体的なペルソナ設定があれば、企画もぶれずに進みます。
OEM会社と初回相談をする前に、まずはコンセプトの“芯”を持っておきましょう。
成分や処方への知識が足りない

化粧品には数百種類以上の成分があります。トレンド成分を使ったからといって、すべてが「肌にやさしく高機能」とは限りません。また、肌への刺激性、安全性、処方の安定性なども重要なポイントです。
一見良さそうな成分でも、ターゲット層に合っていなければクレームにつながることも。
OEM会社に「なぜその成分なのか」を質問してみる
信頼できるOEMメーカーであれば、ただ希望通りに処方するだけでなく、効果・使用感・安定性のバランスを考え、目的に合った成分をプロの視点で提案してくれます。「敏感肌向け」「ヴィーガン対応」「香料フリー」など、ブランドの方向性に合うかも確認しましょう。
パッケージやデザインがターゲットとズレている

せっかく中身がよくても、見た目が「売れる顔」でなければ、手に取ってもらえません。よくある失敗が、「中身は20代向けなのにパッケージが高級すぎる」「ナチュラル志向なのにゴールド系の派手な印象」というミスマッチです。
世界観をパッケージにも落とし込む
OEM会社と連携して、コンセプトからデザインに至るまで一貫したブランディングを行いましょう。ロゴや容器の形、色、素材感、コピーライティングまで、細部にまで気を配ることで、“選ばれる理由”を作ることができます。
集客・販促の準備が後手になる

「良い商品さえできれば売れる」と思ってしまいがちですが、今の時代はSNS、インフルエンサー、ECサイトでのPR設計が不可欠です。商品完成後に急いで集客を始めると、機会損失にもつながります。
開発段階から販売戦略をセットで考える
OEM開発と並行して、「どのプラットフォームで売るのか」「誰に届けたいのか」「どうやって話題にするか」を計画しておくことで、販売時のスタートダッシュが大きく変わります。
OEM会社との相性が合わないまま進行

OEM会社によって得意ジャンルや価格帯、対応スピードはさまざま。実は「OEMの失敗=会社選びの失敗」といっても過言ではありません。
「連絡が遅い」「提案力がない」「こちらの話を聞いてくれない」などの違和感がある場合は、早めに見直しも検討を。
信頼関係を築けるパートナーを選ぶ
開発にかかる時間は数ヶ月以上になることもあります。長く付き合うからこそ、話しやすく、意見を交わせる相手かどうかを確認しましょう。実績や得意分野などもしっかりチェックを。
化粧品OEM会社は、ただ「作る」だけでなく、「売れる商品を一緒に育てる」パートナーと出会えるかが成功の鍵です。
コンセプト・成分・デザイン・販売戦略まで、一つひとつの選択がブランドの未来を左右します。
もし、あなたが「自分のブランドを作ってみたいけれど、どこから始めればいいかわからない」「過去にOEMでうまくいかなかった」と感じているなら、まずはお気軽にご相談ください。
OEM開発のプロとして、あなたの構想に寄り添いながら、一緒に“売れるコスメ”を形にしていきます。
まずはお気軽にご相談ください!
商品開発で困っていることなど、何でもご相談ください。経験豊富な専門チームが、最適な方法をご提案します!