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売れている育毛剤の共通点とは?OEM目線で感じたヒットの要因

商品開発情報

こんにちは。化粧品OEM会社のエイジングケアコスメです。

先日、ある資材メーカーとの打ち合わせの中で「最近かなり売れている育毛剤がある」という話題が出ました。

商品名は伏せますが、気になってレビューや成分などを自分なりに分析してみました。今回はOEMメーカーとしての視点から、「なぜこの育毛剤が売れているのか?」を読み解いていきます。

この記事では、OEMの立場からその成功要因を紐解き、今後の育毛剤開発や商品企画に役立てていただけるヒントをご紹介していきます。

使いたくなる雰囲気作り

まず最初に感じたのは、商品ページのつくり方やビジュアルから「これは効きそう」と思わせるような雰囲気作りがうまいということです。

・しっかりと変化を期待できそうなコピー
・高級感のある容器デザイン
・信頼感を演出する設計や訴求の工夫

など、スペックだけでなく「気持ちを動かす要素」が丁寧に散りばめられています。育毛剤は即効性が見えにくく、続けてもらうことでようやく効果が実感されるもの。だからこそ、「なんかよさそう」「これなら毎日使いたい」と思わせる第一印象はとても重要です。

処方設計だけでなく、どのように商品が“語りかけるか”までを設計できると、ヒットの可能性は格段に高まります。

成分設計に意味がある

成分についても、ただ話題の育毛成分を配合しているだけではありません。レビューを見ると「ボリュームがでてきた」「抜け毛が減ったように感じる」といった実感につながっている様子が伝わってきます。

配合されている成分の選び方にはある種のストーリーがあり、ただ「入っているから良い」ではなく、「なぜその成分を入れるのか」「どういう人に届けたいのか」が、きちんと設計されているように感じました。

たとえば、年齢に応じた変化や、男女特有のからだのリズムに着目した成分アプローチがなされており、これまでの育毛剤とは少し違った視点を感じます。

こうした開発の背景は、商品ページではあえて強く語られていないものの、ユーザーが無意識に受け取っているメッセージとして機能しているように思います。

続けたくなる使用感とデザイン

もうひとつ見逃せないのが、「毎日使うものとしての使いやすさ・心地よさ」です。

育毛剤は、毎日のケアに取り入れられてこそ効果が期待できますが、「ベタつく」「においが気になる」「容器が使いづらい」など、使用感の悪さが離脱の大きな原因になります。

この商品では、

・ベタつかない軽やかなテクスチャー
・ピンポイントで塗布できる細口ノズル
・控えめで気にならない香り
・洗面台に置いておきたくなるようなシンプルで上質な容器

といった“使い続けたくなる工夫”が随所に見られます。特に容器は、よくある育毛剤に比べて高級感があり、これが「効きそう」「自分への投資として続けてみよう」と思わせる力を持っているように感じました。

こうした要素はすべて、「処方設計 × 容器選定 × ブランドイメージ」の掛け合わせで生まれるもの。中身だけでなく外側と伝え方まで視野に入れて企画することが、ユーザーの継続につながります。

続けてもらうための“しかけ”

育毛剤は、1回や2回使っただけで結果が出るものではなく、「毎日続けること」が前提のものです。つまり、いかに“使い続けたくなる工夫”がされているかが、商品設計において非常に重要なポイントになります。

今回話題にあがった育毛剤にも、そんな継続使用を促すための工夫が多く見られます。

たとえば、

  • ストレスなく使えるテクスチャーや香り
  • 直感的に使いやすいノズル形状
  • インテリアになじむ、洗練されたボトルデザイン

など、「毎日のルーティンに自然になじむ」ことを意識した設計が随所に感じられました。実際、レビューなどでも「使いやすい」「毎日続けている」という声が目立ちます。

これは、OEMでの開発時にも意識したい非常に重要な観点です。処方そのものの効果はもちろんですが、「日々の中でストレスなく使えるか」「習慣に組み込みやすいか」までを想定することが、結果としてユーザー満足度の向上につながります。

ヒット商品に共通する一貫性

今回の育毛剤から学べる最大のポイントは、「どの要素をとっても一貫している」ということです。

処方設計、容器、テクスチャー、訴求コピー、レビューでの実感…。それぞれがバラバラではなく、ターゲットユーザーに対してしっかりとメッセージを届けるように調整されているのです。

これは決して偶然ではなく、商品企画・OEM開発・容器設計・販売戦略、それぞれのプロが方向性を共有していなければ実現しません。だからこそOEMメーカーとしては、「処方だけ作る」のではなく、「ブランドとしてどう届けるか」までクライアントと一緒に考える姿勢が求められるのだと思います。

育毛剤は、成分や機能性だけではヒットしません。誰に届けたいのか、その人が「これは自分のための育毛剤だ」と感じられるような設計ができてはじめて、商品が育ちます。

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